日本の伝統衣装である着物の帯を使用したウォールアートです。日本の熟練した職人が丁寧に加工し、作り上げた作品です。 この商品を「鶴の恩返し」と名付けました。 鶴の恩返し」は日本昔話のひとつで、罠にかかった鶴を助けた老人が、鶴が人間の女性に姿を変えて老人とその妻に恩返しをするという不思議な物語です。この物語には、「良いことをすれば、必ず別の良いことが返ってくる」という教えが込められていると言われています。そんな意味を込めて、この商品のタイトルをつけました。 金色のシルク生地に、鶴を中心に若松や波をモチーフにした柄が施されています。鶴は鳥の中でもかなり長生きすることから、健康長寿の象徴とされています。日本では、大切な人のために折り鶴を折る習慣があります。例えば、病気回復や勝利、受験などの願いを込めて千羽鶴を折る「千羽鶴」は世界的に有名な芸術です。 若松は、芽を出したばかりの若い松の模様で、新鮮さや将来性を意味しています。松の樹齢は長くて200年、400年、中には数千年というものもあります。また、松は他の樹木が生息できないような厳しい環境でも育ち、一年中青い葉をつけることから、生命力、長寿の象徴とされています。
波をモチーフにした「青海波」柄は、大海原の恵みを感じさせる吉祥柄であり、無限に広がる波の模様には、人々の永遠の幸福と穏やかな暮らしの願いが込められています。また、世界最古の長編小説である『源氏物語』にも「青海波」の名が登場し、主人公の光源氏が「青海波」という雅楽を舞う姿が描かれています。 素晴らしい意味が込められ、吉祥文様で彩られた本作品をぜひご鑑賞ください。