ローレンの帰還 この黒鉛鉛筆画「ネオ・デコ - 18-10-23」は、アール・デコ・モチーフへの回帰である。当初はもっと風景画を描くつもりだったし、そのつもりでいた。ただ時々、あまりにも印象的で無視できないモチーフに出会うことがある。頭から離れないんだ。ローレン・アルビン・ギヨの素晴らしい写真がそうだった。これが初めてではない。昨年も彼女の写真をデッサンに使った。この1930年代の写真は何なのだろう?その素晴らしいトーンスキームについてはすでにお話ししました。私は一般的に、モノクロ写真はより魅力的だと考えている。しかし、手元の1935年の写真では、彼女が抽象的な構図にも鋭い目を持っていることがわかる。 少し後ろめたい この種のモチーフを選ぶとき、私はいつもかなり後ろめたい気持ちになる。確かに写真は私のものではないし、元の写真家に敬意を表するしかない。私にできることは、それに何か新しい価値を加えることだけだ。最初の計画は、私が直接見た曖昧なイメージを取り入れることだった。イルカが映っていた。まあ、今回はむしろない。完璧なバランスのシーンを台無しにしてしまうだけだった。しかし、気まぐれで考えを変えるのは恥ずかしいことではない。 厳しい直線的な構造 その代わりに、モデルの体の輪郭線上を走る厳しい直線的な構造を取り入れることにした。さらに、全体的に余白を増やした。こうすることで、ネガティブ・スペースに参考写真よりも躍動感を出した。身体はそれほど抽象化する必要はなかった。丸いフォルムと直線的なフォルムの対比だけだ。 とはいえ、最大の栄光はローレンにある。アーティストとして、あなたはいつも誰かの肩の上に立っているのだ。 風景に戻る 風景と街並みに戻るが、そのうちネオ・デコのシリーズを増やしていくつもりだ。これらの作品は、その場で撮った写真を参考に、屋外や自宅でスケッチすることができる。いつの日か、私のアートが大きな家を持てるだけの収益を生むことを願っている。そこでは、ローレンの演出でこのような風景を作ることができる。私のアパートにはそのためのスペースはほとんどない。 黒鉛筆(Faber Castell Pitt Graphite Matt pencil 14B)タレンス・ブリストル紙(21 x 29.7 x 0.1 cm)にドローイング:コーネ・アッカーズ