この作品は、ポートレイトスクールの生徒によるドローイングコンテストで優勝したものです。このイベントがなければ、この絵はなかったでしょう。
何を描こうかとずっと考えていました。何かとても独創的でクリエイティブなものでなければならないと思っていました。しかし、私の指からすべてのアイデアが吸い取られていくようでした。締め切りも迫っていました。
そこで私は、日常の何気ないもの、つまり食料品を入れる瓶にしようと思いました。でも、空のガラス瓶は描きたくありませんでした。
豆。
白を選んだのは、白の方がボリューム感があるから。
そうして出来上がったのがこの静物画です。
美はシンプルなものに宿る。