私は食べ物の味を感じると、その模様が見えるという共感覚の持ち主です。作業は、ある食べ物を食べているときに目の前に見える模様を写すことから始まります。そして、その模様をもとに食器をデザインしていきます。コーヒーから見えた味の模様で作ったお皿は、コーヒーパターンプレートとなり、そこにコーヒーにまつわる食器をイメージして並べていきます。お皿は、シルクスクリーンの2バージョン(黒とグレー)で構成されています。この絵では3枚のお皿があるので、合計6回刷って、同じお皿が3枚つながって、そこにカフェオレが絡んでいることを予見して、テキスタイルのように半永久的に使えるようにしました 構成は以下の通りです。1枚のプレート(パターン)を絵として独立させ、それをテキスタイルのように繰り返し絡ませて、1枚の絵としてテキスタイルを昇華させたいと考えています。