Eyes inside chaos world

コンセプト

多様な個体の集合から生じる調和、不協和音の中の統一」をコンセプトに、デジタルコラージュを制作しています。
作品は、ドローイングなどランダムに作成した素材を使い、異素材と組み合わせ、視覚的に繋げて一つの形としています。
どのキャラクターも身近な植物や動物をモチーフにしながらも、柔軟でバラエティに富み、かつ剛直な印象が強い。
アジアの伝統的な霊的・オカルト的イメージや、西洋の反自然主義的表現とは異なる。
特に、コミカルな表情や、平面的で緻密な描写に、少し誇張した表情や動きを加えることで、周囲との調和を図り、存在感を出しています。
私が制作する各形態は、固有の情報を持つ多くの異なるピースの集合体であり、それらが連続するシナプスになぞらえて部分と全体がつながると、画面全体に調和と混沌が共存するユニークでダイナミックな空間を構築し、メタデジタルコラージュの結果となるのです。
この画面構成は、デジタルでつながったこの世界における、社会のあらゆる側面のグローバル化、統合化を示唆している。さらに、この作品は、新しい共生空間の視覚的シミュレーションであるとも言える。
見る人がこの仮想イメージに自分を投影し、個々の感覚に基づいたインタラクションを通して、未来の形を想像してくれればと思います。