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プロフィールのイメージ / Joe Katayama

Joe Katayama

片山穣

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片山穣(Joe Katayama)

コンセプト

ろうけつ染めに独自の技術を加えた染色技法で作品を制作している片山穣。多くの制約が伴う中で綿密に計画され、幾度も繰り返される染色の作業工程と、それを成し遂げられる片山の技術と器量によって、絵柄が何層にも重なり、繊細な作品の表情を出すことを可能にしています。絵画とは異なり、「染め」は色を重ねても表面に凹...
ろうけつ染めに独自の技術を加えた染色技法で作品を制作している片山穣。多くの制約が伴う中で綿密に計画され、幾度も繰り返される染色の作業工程と、それを成し遂げられる片山の技術と器量によって、絵柄が何層にも重なり、繊細な作品の表情を出すことを可能にしています。絵画とは異なり、「染め」は色を重ねても表面に凹凸が出来ません。しかしながら、何度も重ねられた色が糸の中に染み込み、制作過程で試行錯誤をした痕跡が生地の表面に現れることで、染料ならではの透明感のある発色と柔らかで深みのある表情が作られるのです。

「私は自身の作品が現実逃避して孤りに還れる、自身と向き合いクールダウンするための装置としての絵画になればと思っています。ありふれた景色を実体験で感じた心地良さを込めて描く。物理的な角度だけでなくその時々の視点、光、温度、湿度、感情、様々な要因で退屈な日常から解放された気持ち良い印象を受け取れる瞬間が人それぞれにあると思っています。 凡庸な物でも経験に基づいて響き合い特別な感覚を抱いてしまう、そんな瞬間を表したいと考えています。」--- 片山穣

作品中に散りばめられている点は、蝋を用いてフリーハンドで描いた痕跡による図柄です。単純でありながらもモチーフを干渉しない 絶妙な間隔で並べられることにより、心地の良い時間の経過を感じられ、大小の大きさの変化により、感情の振れ幅と視覚的な効果がより強く感じられるよう工夫されています。

塗りつぶしの効かない自身の制作方法と、やり直しが出来ずしがらみの多い社会で踠き苦しむ日々に重なる部分があると片山は考えます。それでも目の前にある現象と対話することで新たな発想を得て、生き辛さを抱える人が多い現代において作品そのものと向き合い作品と共に風景としてそこに共に居ることを許される。染色の表現による軽やかな色彩で拒絶感のない居心地の良い空間を作っていきたいと考えています。

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“Joe Katayamaの作品一覧”

13

35.66907, 139.763135

完売 Year.2024 w41.00 x h41.00 x d2.00 cm

8

35.667306, 139.767606

完売 Year.2022 w53.00 x h53.00 x d2.00 cm

メディウム

価格帯

JPY ¥100,000 ~ ¥100,000

経歴

2011東京藝術大学美術学部 工芸科染織専攻卒業
2012~2021s+arts (旧Shonandai MY Gallery)にて個展
中国、台湾、シンガポール、インドネシア等海外のアートフェアに多数出展

パブリックコレクション
Batik Painting Museum Penang(マレーシア)
チャームスイート桜上水(東京)



私の作品はろうけつ...
2011東京藝術大学美術学部 工芸科染織専攻卒業
2012~2021s+arts (旧Shonandai MY Gallery)にて個展
中国、台湾、シンガポール、インドネシア等海外のアートフェアに多数出展

パブリックコレクション
Batik Painting Museum Penang(マレーシア)
チャームスイート桜上水(東京)



私の作品はろうけつ染めで描いています。絵画と異なる手法は作品として体裁を保つために多くの制約と高い技術を要します。コントロールが効かず、思い通りの色にならなかったり、予想外の表情が生まれる時は作品と改めて向き合い構築します。
「染め」は一般的に平坦で凹凸がありませんが、糸の中に染み込んでいる色は透明だけど深みがあり、何度も重ねた色の経緯が必ず表面に現れます。色彩しかない生地の中に試行錯誤をした痕跡が微かに残るのです。

塗りつぶしができず制約の多い手法で制作することは柵の多い社会で踠き苦しむ日々と重なる部分もあります。それでも目の前にある現象と対話し手を動かし続け描いた作品から、新たな発想を得たり想像した以上の表現が見えてくる事を信じています。

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所属ギャラリー

スプラスアーツ

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