世界 126 カ国から 109,000 点の作品を掲載。世界中に配送。
インスタグラムでTRiCERAをフォローして、クリエイティブなアーティストをチェックしよう
スタイル
モチーフ
リージョン
特集
価格
サイズ
メディウム
スタイルから探す
マテリアルとテクニック
国別
専門家チームが厳選したコレクションをご覧いただけます。
初回購入時に5%OFF & 送料無料
FIRSTART5
2回目購入時に使える10%OFFクーポンを初回購入後発行!
クーポンコードをコピーしました!
購入画面でクーポンコードを入力すれば5%OFFが適用されます
TRiCERA ART へようこそ
サイトへの訪問ありがとうございます🎉ご希望をお知らせください!
アートコレクター
アート作品を購入したい
アーティスト
アート作品の掲載希望
ゲスト
アーティストのソーシャルメデイア
これは「公」に検閲される前に、アーティスト自らが自分の作品を検閲した作品である。 現代は「コンプライアンス」を理由に、公共の場では”他人を傷つけない作品”が求められている。他人を傷つけないために学校や公園などのルールが定められる現代は、「個」のための「公」であったものが「公」ありきで「個」が追従するのが普通になっている。 私が子どもの頃は駅や大きな橋の下にホームレスがいたが、最近はあまり見かけなくなった。また公園には注意書きが増え、子どもたちの遊びが制限されている。これはアーティストとキュレーター間でも同じ現象が起きている。あらかじめ用意された「公」にアーティストという「個」を当てはめさせることによって、アーティストの「個」が薄れていく問題がある。もちろん安全性や法律を踏まえないと展示が行えないのは百も承知である。しかし、美術展は単なる祭りでもなく金儲けでもない。本来は文化歴史の外交の場である。そして美術作品は形式でも制度でもなく、アーティストの態度である。故に、時として人を傷つけ、炎上し、検閲されてしまうことがしばしある。検閲といえば戦争美術がその一例だが、日本には原爆ドームなどの被害者意識の資料は多々ある一方で、権力が人々を傷つけたという戦前に起きた事件など、加害者意識を持った資料はほとんどない。日本にはドイツのドクメンタのように、戦争で表現が弾圧された黒歴史を個性にした企画展がない。理由は簡単で、みんなが納得できる明確な答えがなくSNSで炎上するからだ。 しかし、簡単に結論が出せない問題について触れることが許される「公」が必要である。ドクメンタのように日本も”他人を傷つけた歴史”に目を向けるべきである。日本美術史では大正〜昭和初期の情報が、すっぽり抜けているように思える。戦争が起きる前には必ず検閲や情報統制が起きる。私はたまたま戦争が起きる前にロシアに渡り、ギャラリーやアーティストたちが権力によって検閲される姿を目の当たりにした。 日本だって、戦争が起きる前に同じような検閲事件が起きていたはずなのに、私はその歴史を知らない。日本美術は戦後や敗戦をアイデンティティにしすぎているという問題があるのではないか。だからこそ、新しい戦前と言われる時代に「公」でタブーに触れてみることが必要だと考えている。 私は戦争を経験していない。しかし、タブーを率先して扱わなければアーティストとして成り立たない。ただ日本にもコンプライアンスという検閲がある。そこで私は思いついた、アーティスト自らの手によって自分の作品を先回りして検閲すれば、誰も作品を検閲することはできないはずだと。 タブーに触れてみたかった私は、あえて自分の戦争についての作品を黒い四角形で検閲してみた。誰も傷つけないという、コンプライアンス的には”正しい社会のあり方”が、はたして”正しい表現”なのか、”美しい表現”なのか、はたまた”現代美術”なのか。私にはわからない。
続きを読む
閉じる
Yoshida Chieのオリジナル作品・mixed-media-artistsをトライセラアート通販で1点販売中。Yoshida Chieの作品の平均価格、プロフィール、個展情報なども確認できます。
完売 Year.2023 w73.00 x h51.50 x d5.00 cm 所有者に購入を申し込む
推奨オファー価格 円~
お客様の個人情報は秘密厳守され、専門スタッフがお客様に代わってオーナーとの交渉を行います。
※本申し込みは所有者様からの購入を確約するものではありません。
※購入の可否に関しましては、申し込み後、所有者様へ確認し改めてメールにてお知らせいたします。