絵画が欲しくても、「そもそも絵画はどこで買えるの?」「額縁って必要?」「よく聞く油絵と水彩の違いってなに?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
この記事では、絵画を初めて買おうと考えている方には必読の情報をご紹介します。
部屋に飾る絵画を買う時に、初心者がまず押さえておきたいポイントは?
飾る場所を考える
まずは、絵画を飾りたいお部屋や場所はどこか考えてみましょう。
来客を迎える玄関なら、住んでいる人のイメージを決める第一印象になります。ご自身の好きな印象の絵画を選ぶのが良いでしょう。家族が集うリビングやダイニングであれば、明るく画期的な印象の、オレンジやイエローなどの暖色系の作品、休息の場である寝室なら落ち着いた印象の深いブルーの抽象画.....というように、場所が決まれば自ずと飾りたい絵も決まってきます。
また、好みの印象だけではなく、実は飾る場所の湿度や日当たりによって、買うべき作品の種類も変わってきます。
たとえば、紙に描かれた水彩画やペン画は湿気で反りやすく、日光が当たると退色しやすいという特徴があります。もしキッチンやトイレなど水回りに飾るのであれば、キャンバスに描かれた油彩画などが向いているでしょう。
サイズ感を知っておく
お部屋にぴったりのアートを選ぶには、サイズ感を把握しておくのも重要なポイント。
絵画のサイズはcm表記で表される他、「S0号」「F6号」などの「号数」というアルファベットと数字の組み合わせで表記されることもあります。特に日本では、キャンバスやパネルが「号数」に合わせて規格化されています。
各号数の数字は作品の長辺の長さを表しており、一辺が240mmなら2号、270mmなら3号です。
また、同じ号数でも、長辺と短辺の比率が4タイプ(Figure(人物)、Paysage、Square、Marine)あり、それぞれの頭文字のアルファベットが号数の頭に付けられます。
各号数の寸法表は下記の通りです。
一般的に、インテリアのためにアートを購入する場合、一辺が40cm~80cm(6号〜20号)程度の作品が飾りやすいサイズとされています。
作品を探す際、「買ってみたら思ったサイズと違った」という事態は絵画購入初心者にはありがち。
TRiCERAでは、お客様のご自宅写真を送っていただければ、ご希望の作品画像を合成し、作品を飾ったイメージ画像を作るサービスも無料で承っております。もしご希望があればチャット / LINEよりお問い合わせください。
絵画の飾り方
一般的に、額装した絵画や木枠に張られた作品は、壁にフックを取り付けて飾ります。
ですが、「壁に大きな穴を開けたくない……」とお悩みの方も多いでしょう。
そういった場合は、最小限の穴だけを開けるフックを利用しましょう。こちらの記事で、おすすめのフックを紹介しています。
また、お部屋にピクチャーレールがある場合は、穴を開けずにフックを取り付けることが可能。ピクチャーレールに関しての解説は、こちらの記事をご覧ください。
なお、額装されておらず、木枠にも張られていない作品は、別途額装を購入する必要があります。
TRiCERA ARTでは、専門のスタッフがご希望の作品に合う額装をご紹介。気になる作品を見つけたら、チャット/LINEにてお問い合わせください。
絵画の買い方:どこで買う?値段は?
ここでは、絵画作品の購入方法や値段について解説します。
絵画の値段はどう決まる?
絵画の値段は、作品の大きさや素材によって決まります。
日本国内の作家の場合、あらかじめ1号ごとの単価(号単価)を決めておき、3号サイズであればXX円、というように値付けをしているケースが多いです。例えば、号単価が1万円の作家であれば、6号の作品は約6万円です。
ただし、4号以下の小さめの作品はやや号単価が高く、15号以上の比較的大きい作品は号単価が安くなる傾向もあります。
初めてのアート購入におすすめ:TRiCERAなどネット通販で買う
ここからは、絵画の購入方法を解説していきます。まず、絵画初心者に最もおすすめなのはTRiCERA ARTです。
アート初心者・経験者に関わらず、自分のルームスタイルや間取りに合わせて、雰囲気に合ったアートを探すことができます。
TRiCERA ARTには、こちらからアクセス可能です。
さらに、TRiCERA ARTのようなネット通販サイトは、一般的な画廊と比べて取扱点数が多く、価格帯も数千円台から数百万円台と幅が広いのが特徴。国内にいながら、海外の作家の作品に出会えるという魅力もあります。
また、サイトによっては作家が制作したオリジナル作品であるという証明書を発行していることも。比較的高額な作品を購入する際は、そのサイトで証明書や保証書発行をしているかチェックするのがおすすめです。
TRiCERAは現在世界126カ国から94,000点もの作品を取扱中。ご購入いただいた作品にはブロックチェーン技術を用いた電子証明書も付きます。
「まずは自分が気にいるものを探したい」という方は、ぜひこちらからTRiCERAの作品一覧をご覧ください。
オークションサイトで手に入れる
ヤフオクなどのオークションサイトでも絵画を販売している場合があります。
オークションサイトの魅力は、相場以下の価格で作品を落札できる可能性があること。
一方、作品の保証書が添付されていない出品もあるので、作品の真贋や状態が落札後まで分からないというリスクも。
個展やグループ展で買う
あらかじめ欲しい作家の作品が決まっている場合は、その作家の個展やグループ展に足を運ぶのがおすすめです。実際に見て気に入った展示作品を購入できる点もメリット。
ただし、人気作家の場合は抽選で作品を販売していたり、すでに他の人が購入したりといったケースもあるので注意しましょう。
また、一般的に個展やグループ展で展示している作品は、ギャラリーに行くまで価格がわからないことが多いのも、ややハードルが高いポイント。
百貨店や画廊で購入
「とにかくいろいろな作家の作品を見たい」という場合は、定期的に展示を実施している百貨店や画廊に何度も訪れるのもよいでしょう。画廊によっては、プロの目利きの観点から作品の選び方をアドバイスしてもらえることも。
ただし、基本的に百貨店や有名画廊で展示されている作品は高価なケースが多い点は留意しましょう。
購入できる絵画の種類
ひとくちに絵画と言っても、購入できる絵画には、原画や版画、NFTなど様々な種類があります。種類によって希少性や価格帯が異なるため、購入前にそれぞれの特徴を把握しておきましょう。
原画
原画とは、一点ものの作品を指します。例えば、水彩画や油彩画は、アーティストが制作したオリジナルのものです。もし、アーティストが作品Aを描き、後から本人が作品Aを真似た作品Bを制作したとしても、作品AとBはわずかに筆跡や色合いが異なるでしょう。そうした、複製できない手法で制作された作品は原画といえます。
原画のメリットは、世界で一点しかないという希少価値の高さです。著名な作家であるほど、原画は手に入れにくいものとなります。
一方、それゆえに高価になりがちという点は原画のデメリットです。さらに、画材によっては飾っているうちに色褪せてしまったり、湿度で画面が反ってしまったりすることも。特に紙に描かれた作品は、UVカットのアクリル額を検討するなどの事前の対策が必要でしょう。
原画の価格設定はアーティストによってまちまちですが、若手作家の油絵であれば号単価5000~1万5000円ほどが目安です。
原画を探している方はこちら
版画 / プリント(複製画)
版画やプリント作品は、アーティストが描いた原画を複製した作品です。同じ絵柄の作品が複数枚存在するため、原画ほどには価格が高騰しにくく、手に入れやすいのが特徴。有名画家の作品でも、手軽に購入できる点も魅力です。
デメリットとしては、原画ほど希少価値が高くない点です。ただし、版画・プリント作品には、あらかじめ決められた数以上は制作されないものもあります。そうした作品は、50枚、100枚など小部数しか印刷されないため、版画であってもレアリティがあると言えるでしょう。
版画の価格帯も原画と同様、アーティストによって異なりますが、一般的に原画よりは割安です。
版画/プリント(複製画)を探している方はこちら
NFT
ここ数年で急速な成長を遂げ、新しいアートジャンルとして頭角を表し出したNFTアート。2021年にはデジタルアーティストBeepleのNFT作品が約75億円で落札され、存命アーティストの最高落札額3位の記録を打ち出しアート業界全体に衝撃を与えました。村上隆やダミアン・ハーストといった著名なアーティストたちもNFTアートに参入し、ますます期待されています。
NFTアートはブロックチェーン技術により、過去の取引の履歴や真贋証明が担保されるので、今までデジタルアートに付与することができなかった唯一性を持てる点が特徴です。デメリットとしては、暗号資産で取引を行うため投資色が強く、物体としての存在がないため実存するアートワークよりも早いスパンで市場が回る傾向があり、相場が安定せず作品価値が定まりにくい点が挙げられます。
絵画の種類:何で描いている?
ゴッホは油絵、東山魁夷や片岡珠子は日本画……といったように、絵画には何で描かれているか?(マテリアル)による違いもあります。ここでは、代表的な絵画の種類と特徴を紹介します。
油絵
油絵は、植物性油脂を主体とするワニスやロウに顔料(色の素となる粉末状のもの)を溶かして作った油絵具を使用した絵画です。15世紀にフランドル(現在のベルギー)で活動した画家、ヤン・ファン・エイクが油絵具を発明したとされており、それ以降西洋美術では王道のジャンルとなりました。
油絵の特徴は、絵具の乾燥が遅い分、細部に時間をかけて繊細に描写できる点です。
JPY ¥67,600 / USD $450.00
(Exchange rate : Dec 2023)
W 40.00cm x H 50.00cm x D 1.50cm
アクリル画
アクリル画とは、アクリル樹脂に顔料を溶かしたアクリルガッシュで描かれた絵画です。また、アクリルガッシュにメディウムと呼ばれるペーストを混ぜると、絵肌に艶を出したり、割れにくい下地を作ったりと多彩な表現が可能になります。
油絵具に比べて乾きやすく安価なため、アクリル画の価格帯は油絵に比べてやや安くなる傾向も。
JPY ¥82,600 / USD $550.00
(Exchange rate : Dec 2023)
W 60.00cm x H 60.00cm x D 2.00cm
水彩画
水彩画とは、水溶性のアラビアゴムと顔料を混ぜた水彩絵具を用いて絵画を描く技法です。透明感のある色彩が特徴で、水を使って色味をぼかしたり、複数の色を重ねて複雑な色味を出したりと、油絵にはない軽やかな表現が特徴す。
JPY ¥20,900 / USD $139.00
(Exchange rate : Dec 2023)
W 38.00cm x H 28.00cm x D 0.10cm
パステル画・色鉛筆画
パステル画と色鉛筆画は、それぞれパステルか色鉛筆を使用する絵画です。パステルは顔料を棒状に固めたもので、チョークのような見た目。パステルも色鉛筆も幼児教育に用いられるため、身近なイメージがあるかもしれません。色味を指でこすってぼかしたり、複数の色を紙の上で混ぜたりと、繊細な表現が可能です。
JPY ¥50,000 / USD $333.00
(Exchange rate : Dec 2023)
W 53.00cm x H 45.50cm x D 0.10cm
版画
版画とは、木や石、金属などに凹凸を作り、インクや絵の具を塗って紙などの支持体に印刷する手法です。
版画は、印刷方法によって様々な種類があり、代表的なのが、木版画と銅版画です。木版画は木版に彫刻する技法で、淡い色合いの階調を出せるのが特徴。銅版画は銅板を彫刻したり、薬剤で一部腐食させたりして版を作り、まるでペン画のような細かい線描の表現ができます。
その他、石版に油性のインクで絵を描くリトグラフや、メッシュ状の穴が空いた版を一部塞ぎ、特定の場所にのみ顔料で印刷するシルクスクリーンといった技法も。
JPY ¥55,000 / USD $366.30
(Exchange rate : Dec 2023)
W 31.80cm x H 41.00cm x D 1.80cm
ペン画・鉛筆画
ペン画と鉛筆画は、それぞれペン、鉛筆を使って描かれた絵画です。
細い線描で、細かいディテールまで描きこんだ表現が魅力の一つ。また、鉛筆画はデッサンや素描とも呼ばれ、細かい陰影をリアルに描き出すことができます。
JPY ¥33,000 / USD $219.78
(Exchange rate : Dec 2023)
W 24.20cm x H 33.30cm x D 2.00cm
日本画
日本画は、岩絵具(いわえのぐ)や胡粉(ごふん)と呼ばれる顔料を膠(にかわ)に溶かした絵具を使用した絵画を指します。岩絵具は天然鉱物を砕いて作られた顔料で、粒子の大きさによりさまざまな階調の色を表現可能です。
JPY ¥129,000 / USD $868.63
(Exchange rate : Dec 2023)
W 45.50cm x H 38.00cm x D 2.00cm
水墨画・墨絵・墨彩画
水墨画・墨絵・墨彩画は、インクや墨を主に使用した東洋絵画の技法です。水墨画や墨絵は黒い墨のみで描かれたもの、墨彩画は色鉛筆や顔料で彩色されたものです。
自宅に飾るなら、風景水墨画や花鳥図の墨彩画がおすすめです。
JPY ¥52,600 / USD $350.00
(Exchange rate : Dec 2023)
W 30.00cm x H 42.00cm x D 0.00cm
コラージュ・切り絵・ペーパーアート
コラージュは、新聞や雑誌といった印刷物を含め、色々な素材を貼り合わせて作る作品です。切り絵は色紙を切って組み合わせる手法で、アンリ・マティスが晩年数々の名画を生み出したことで知られます。
また、ペーパーアートは何百層も切り抜いた紙を重ねて、立体的な情景を作り出す作品です。また、あらかじめ重ねた紙を彫ることで絵を描く「彫紙アート」と呼ばれるものも。
JPY ¥78,800 / USD $525.00
(Exchange rate : Dec 2023)
W 25.00cm x H 25.00cm x D 1.00cm
デジタルアート
デジタルアートとは、PCやタブレットなどのデバイスを使い、デジタルデータで作品を制作する形式のアートを指します。代表的なものとしては、絵画描画ソフトで制作されたデジタルイラストや、CGを用いた3Dのデザイン、写真を加工したデジタル写真などが挙げられます。近年ではNFTアートもデジタルアートに含まれます。
JPY ¥82,600 / USD $550.00
(Exchange rate : Dec 2023)
W 59.40cm x H 42.00cm x D 0.00cm
テーマ、モチーフの種類:何を描いている?
絵画を選ぶ際には、「サイズ」や「絵画の種類」「マテリアル」だけでなく、描かれているテーマ、モチーフにもこだわりたいものです。代表的なものをいくつかご紹介します。
風景画
風景画とは、山や川など、実在、または想像した風景を描いた絵画を指します。油彩の風景画では色彩表現が、水彩やパステルでは色のソフトな表現が特徴です。
自宅で飾る際は、リビングなど、眺望の良い場所がオススメです。特に、大きめの風景画を大きな窓の隣に飾ると、窓の眺望が風景画と接続されたように感じられ、部屋全体を広々とみせる効果が得られます。
JPY ¥105,100 / USD $700.00
(Exchange rate : Dec 2023)
W 50.00cm x H 40.00cm x D 2.00cm
抽象画
抽象画とは、実在の風景や物体ではなく、色彩や形状、構図などに基づいた表現を目指す絵画のことです。具体的なものを描いた絵画(具象画)とは異なり、さまざまな解釈ができる点が特徴。
JPY ¥28,500 / USD $189.00
(Exchange rate : Dec 2023)
W 40.00cm x H 30.00cm x D 2.00cm
静物画
静物画とは、植物、花、食べ物などを描いた絵画を指します。油彩の静物画では質感表現、水彩では色合いの繊細さが特徴です。
特に花を描いた作品はアーティストによってさまざまな画風が楽しめます。
JPY ¥100,000 / USD $666.00
(Exchange rate : Dec 2023)
W 33.30cm x H 24.20cm x D 3.00cm
動物画
動物画とは、動物をテーマにした絵画です。毛並みや表情など、犬や猫の愛らしい表情を描き出した作品は特に人気。動物画ファンの中には、アーティストに依頼して、自分のペットを描いた作品を制作してもらう人も。
温かみのある動物画は、一人暮らしのお部屋や子供部屋にぴったりです。
JPY ¥50,000 / USD $336.68
(Exchange rate : Dec 2023)
W 40.00cm x H 30.00cm x D 0.20cm
新古典派、ロマン派など:時代、作風の違いも知っておこう
絵画の様式は歴史の影響も受けます。時代とともに変化してきた絵画の表現を把握しておくと、現代のアーティストにもその歴史が息づいているのを感じられることも。ここでは、西洋絵画の流派をいくつかご紹介します。
新古典派
ジャック・ルイ・ダヴィッド《マラーの死》(1793)
18世紀中頃、ヨーロッパでは豪華絢爛な貴族文化がフランス革命により衰退。その際に確立された新しい芸術様式を新古典派といいます。1738年にポンペイなどの古代都市の発掘が開始され、ヨーロッパ全体にルネサンス期以来の古典ブームが起こりました。
新古典主義はフランスの画家ジャック=ルイ・ダヴィッド(1748 - 1825)が先導し、古典に倣った整然とした構図と徹底的な写実主義による厳格さが大きな特徴で、作品のテーマも道徳的な歴史画や神話画、肖像画が好まれて描かれていました。
ロマン派
ウジェーヌ・ドラクロワ《民衆を導く自由の女神》(1830)
新古典派に少し遅れてロマン派が確立されます。騎士道物語(ロマンス)を語源として発展し、名前の通り中世文化を再評価する動きから誕生したこの様式は、急速に近代化していくヨーロッパ社会への反発として、ルネサンス以降軽視されていた個人の感情や感性へと関心が向かいました。
代表的な画家として誰もが一度は目にしたことあるであろう《7月28日ー民衆を導く自由の女神》(1830)の作者であるウジェーヌ・ドラクロワ(1798-1863)が挙げられます。
ドラクロワの作品はロマン派が追求した個人の表現を表現するために、古典的な調和をあえてぼかし崩すことでロマン派を確立しました。
写実派
ギュスターヴ・クールベ《画家のアトリエ》(1854-55)
西洋美術の潮流には体系化された「美しさ」の定義があり、画家たちはそれに伴った理想の世界を描いていました。写実派はそのルールに反旗をひるがえし、モチーフの誇張や美化をせずに見たままに再現する”リアリズム”を実現させました。
理想美からかけ離れた裸婦をモチーフとして描いた《水浴の女》(1853)などで知られている写実派を代表する画家ギュスターヴ・クールベ(1819-1877)は生々しい作風が認められず、展覧会などにもことごとく落選したことに憤慨し、美術史上初めて個展を開催したというエピソードも残っています。
印象派
クロード・モネ《ジヴェルニーの日本の橋と睡蓮の池》(1899)
印象派は日本で最も高い人気を誇っている様式のひとつです。今ではモネ、マネ、ルノワールなど世界を代表するオールドマスターたちが築き上げた格式の高い様式のようなイメージを受けますが、当時は「印象派」という言葉自体が批判的な意味合いを持つ言葉でした。
しかしながら、生き生きとした行楽地やトレンドの発信地であったパリの街並み、鉄道などの世俗的な主題や、クロード・モネ(1840-1926)の連作《睡蓮》に認められるような自然光を表現した色彩や構図など技法の上でも革新的であった印象派の作品は現在に至るまで愛され続けています。
あなたの部屋に飾る、その1枚の絵画の探し方
ひとくちに絵画といっても、使われる画材やテーマによって、その種類は無限大。
あなた自身の部屋に飾る絵画を探すには、TRiCERAの検索機能を利用するのがおすすめです。
TRiCERAでは、飾る場所、目的に合わせて、条件を設定してアート作品を絞り込むことが可能。
検索機能の詳しい使い方は、こちらの記事でも紹介しています。
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