水底で少女とふしぎな色形の生き物がふよふよと漂う不思議な世界観。命の営みを描き出す黄菊しーく作品は、日本のみならず台湾や上海でも高い人気を誇ります。この記事では、黄菊作品の魅力をご紹介します。
プロフィール
幼い少女や浮遊感のある生物を描き、命や魂の営みを描き出す。
一見ポップでありつつ、生命の質感を表現するために構成された複雑な造形や色彩感覚を駆使した作風は、作家が「作品そのものを生き物として育てるように制作」する中で形成されている。
国内だけではなく上海や台湾でも精力的に作品を発表して高い評価を確立した。
ふよふよのいきものと少女がただよう世界観
黄菊しーくの作品の魅力は、プランクトンや微生物を想起させる「いきもの」と少女とがおだやかに共存する世界観。
黄菊作品は具象的な少女と抽象的な生命とを互いに溶け込ませ、生命や自然の営みを描き出しています。
黄菊によれば、作品内の円は細胞や太陽、魂、卵、生命体のイメージで、寒色や暖色といったそれぞれの色にも生命体を育む環境を作り出す要素が表現されているといいます。
また、メインモチーフである裸の少女は、なんの文化や文脈にも属さない、魂に近い存在の象徴。デフォルメされた可愛らしさと、どこか俗世を超越したような崇高なイメージが魅力といえるでしょう。
また、音楽家のきくおの作品にはPVアニメやデザイン画、パッケージデザインを提供している他、音楽ユニットIkitamaでも作曲や歌唱、デザインを担当。多方面での活動も注目のアーティストです。
アジア圏での高い人気
一見ポップでありつつも、作家による緻密な色彩設計や空間構成で成り立つ独特の世界観。そんな黄菊作品は、上海や台北でも高い人気を誇ります。
2023年8月に実施した銀座 palpitoでの音楽家きくおとのコラボ展は、11月に「A-R-T in the Brain Hole 2023---Shanghai」へも巡回。
A-R-T in the Brain Hole 2023---Shanghai
また、2023年8月には、台北の333 GALLERYと、上海が拠点のギャラリーMotto Art のコラボグループ展”Fantasy”にも出展。今後も国際的な活躍が期待されます。
グループ展”Fantasy”出展作品
2023/12「Christmas Miracle」展に出展
黄菊しーくは、9s Galleryにて2023/12/20(水)~25(月)に開催されるグループ展「Christmas Miracle」展示にも参加。クリスマスをテーマにした新作を3点発表予定です。
黄菊しーく《ホワイトツリー》
国内での貴重な作品展示機会となるため、ぜひご高覧ください。
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