身近にコレクションしやすく、手のひらサイズで可愛らしいフィギュア。
子供向けの玩具としてだけではなく、高価な現代アート作品としてのフィギュアも世界には存在します。
今回はフィギュアのアート作品の世界をご紹介します。
1. ×印が特徴の可愛らしい「KAWS」のフィギュア
KAWS(1974年11月4日-)は、アメリカ・ニュージャージー州生まれの現代アーティスト。
本名はブライアン・ドネリー(Brian Donnelly)ですが、まだ高校生だった10代の頃、タギング(グラフィティで壁などに自分の名前を残す行為)で「KAWS」というタグを使い始め、ストリートアート活動で有名に。現在はブルックリンを拠点として、画家、グラフィックアーティスト、ファッションデザイナー、彫刻家、トイ作家など、さまざまな肩書で活躍しています。
「××」の目をしたキャラクターをペインティングやフィギュアで表現したポップな作品が有名で、シンプソンズ、ディズニーキャラクター、セサミストリートや大物ミュージシャンなど、さまざまな人気コンテンツとコラボレーションしています。
ゲルハルト・リヒターやチャック・クローズなどからも影響を受けたというKAWSは、ストリートだけでなくファインアート界からも評価されている作家です。一般庶民層からセレブまで幅広いファンを持ち、韓国のヒップホップグループBTSのメンバーなど、比較的若い世代のコレクターが収集していることも知られています。
2. 村上隆の16億円のフィギュア「My Lonesome Cowboy」
288cmという巨大なフィギュア、現代美術家の村上隆の「My Lonesome Cowboy」は、アニメ調のキャラクターが射精しているという衝撃的なシーンを立体化したものです。
村上は当初より日本独自のサブカルチャー的要素を西洋で発展してきた現代美術の流れの中に位置付けようと奮闘してきました。江戸時代の春画などにみられる、日本美術の性描写の影響も受けたこの作品は、基本的には日本のアーティストや評論家から評価されていませんが、欧米にはこれまで全くみてこなかったものとして評価されています。
この作品のタイトルは、1968年に発表されたアンディ・ウォーホルが監督した「Lonesome Cowboy」という映画のオマージュであると考えられます。
3. カラフルで可愛らしい、上野陽介のフィギュア「Hapico」
アーティストのフィギュアを制作しているINSTINCTOYから発売されている、現代美術家・上野陽介の「Hapico」シリーズのフィギュアは、ゆめかわいいデザインとポップな親しみやすさで人気が高い作品です。
ポップカルチャーの中心で活躍を続けており、フィギュア作品も常に人気が高いのが特徴です。
4. 動く仏像フィギュア「リボルテックタケヤ」
世界的に有名なフィギュア原型師・竹谷隆之による、可動関節のフィギュアシリーズ「リボルテックタケヤ」は、仏像、ナウシカのキャラクター、その他さまざまな造形力に溢れる生き物・空想上の生き物のフィギュアを揃えています。
5. 第二のKAWS !? 大人気の「Molly」
香港デザイナーのケニー・ウォン(KENNY WONG)氏がデザインしたオリジナルキャラクターの「Molly(モリー)」。
Mollyは、きれいなブルーの瞳に、少し不機嫌そうに口をとがらせた表情の女の子で、愛嬌のあるキャラクターが「癒される!」と大人女子を中心に大人気です。
様々なコスチューム?を着こなすMollyには、星座、十二支、海洋、昆虫シリーズなどのほか、中国ならではの、特色ある宮廷瑞獣や西遊記シリーズといった商品が販売されています。
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