何かと見かける「ミニマリスト」という言葉。
なんとなくモノが少ない部屋に住んでいるというイメージはあるけれど、実際にはどういう人のことなんだろう、と疑問に思っている方もいらっしゃるかもしれません。
必要最低限の物で無駄のないシンプルな生活を送る人をミニマリストと言います。
『フランス人は10着しか服を持たない』という本も一時期話題になりましたが、今回はそんなミニマリストの解説と、ミニマリストにぴったりのアート作品をご紹介します。
ミニマリストとは?
①物は全て決まった場所に収納している
例えば、ワードローブ(服、装飾品など)は特定の場所に決まった数だけ持っています。
「服は一着買ったら一着手放す」というルールを作っている人もいます。
他にも、料理道具を出しっぱなしにしません。料理をするときだけだし、終わったらすぐに片付けて元の場所に戻すという習慣がミニマリストです。
②一つのスペースでも多様な用途を作り出していること
例えば、狭めのワンルームでも日中は机を置いて仕事部屋に。
夜は布団を敷いて就寝。
昔から日本家屋では当たり前のようにリビングとダイニング、書斎が同じ部屋になっていましたが、西洋風の間取りが普及したことで部屋の数や置きっぱなしにする家具の数も増えました。
その「当たり前」を一度見直してみて、一つの空間の多様な使い方を考えてみましょう。
そうすれば、自然と不要なモノも明らかになってきます。
コラム:ミニマリストの対義語
ミニマリストとの対極に「マキシマリスト(maximalist)」という言葉があります。マキシマリストというのは、趣味の物などたくさんの物を所持している人々のことで、物が捨てられず、物屋敷になっている人なども含まれます。
人それぞれ幸せの感じ方は違うので、どちらが良い、悪い、ということはありません。部屋がスッキリしていることが嬉しくてたまらない人もいれば、自分のコレクションに囲まれて暮らすことが幸せな人もいるのです。
ミニマリストのメリット
①節約になる
ミニマリストは、必要な物しか買いません。買うのは本当に必要な物、必要と思った時、必要な分だけです。必要最低限の物しか部屋にないため、長く使えるように物を大切に扱います。そのため、買い替えの頻度も減り、節約につながるので金銭的にもメリットにもなります。
例えば無駄遣いが減ると貯金が増えますし、物が減ると、結果的に生活費も減らすことができる、ということも可能になってきます。お金が貯まると貯金や自己投資にも回せるようになり、人生の充実度もあがるでしょう。
②選ぶ時間が減り、集中力が増す
必要なものしかないことにより、服を選ぶ時もお出かけの持ち物を選ぶ時も、「何にしようか…」と無駄な時間を過ごすことを避けられます。
本当に大事なことにだけ自分の集中力や注意力を高めることができ、仕事や趣味の充実度が格段に増すでしょう。
③部屋の掃除が簡単になる
部屋の掃除にかかる時間は、床に置いてある家具の大きさや数と形により決まってきます。
家具を可能な限り減らすことで、床が広く感じられて掃除が格段に楽になります。
④心に余裕ができ、余白を楽しめるようになる
部屋のスペースが広くなることで心の余裕も増します。
季節の変化による小さな現象を楽しめるようになったり、葉っぱの色合いの変化や花の芽吹きに気づくようになったり。
また、何もない部屋の空いた空間に関しても、部屋の模様替えをして楽しむ余裕があるというふうに捉えたり、余白自体を美しいものとして楽しむ姿勢も期待できます。
⑤人間関係によるストレスが少なくなる
ミニマリストは、所有物に対してだけミニマルになるのでありません。
人間関係に関しても、本当に大事な人にだけ集中して時間を費やすことをお勧めします。
ミニマリストのデメリット
①生活の便利さを損なうことがある
家電やさまざまなおうちアイテムは、生活の利便性を高めるために開発されました。
それらを手放すことで、今までの生活とは異なったものになり、最初のうちは不便さを感じることがあるかもしれません。
例えば、ベッドを処分して布団にかえて部屋の用途を多様化したことで、毎朝毎晩布団を敷いたり畳んだりしなければならなくったとします。
きっと最初のうちは、慣れない重労働が増えてしまったように感じるかもしれません。
しかし、時間が経つにつれて自分が自分のためにやっていることだということに気づき、生活すること自体に喜びを感じるようになるでしょう。実際、自分が生きていくための労働は楽しいものです。
そもそも、服なども厳選した限られた数だけ所持しておくことで、洗い物の量なども少なくなります。
デメリットがいつしかメリットに変わっている、ということも、ミニマリスト生活にはよくあることです。
②捨てる時のうしろめたさがある
過去に便利そうだと思って買っておいたもの。昔良いなと思ったけれど、あれ以来10年間開いていない本。小さい頃の思い出の品だけど、正直部屋のスペースを圧迫してしまっているアイテム。
これらは、簡単に断捨離できるものではありません。
今、この時点では必要ないかもしれないけれど、いつかまた必要になるかもしれない。
思い出が詰まっているものだから、実用性はないけれど取っておきたい。そんな思いもよぎるでしょう。
このようなものに関しては、じっくりと一つひとつ、自分の時間をとって必要かどうか生活の中で想像してみてください。
この3日間、あのアイテムがなくなったという想定で生活してみてください。
それでもまだやっぱりないと困る、ないと悲しいというものであったら、取っておきましょう。
ミニマリストになるための断捨離を、一回ではっきりとやり切らなければならないわけではありません。替えのきかないものは、それだけじっくりと悩んでいいのです。
③同居人とトラブルになってしまうこともある
家族や同棲相手、ルームメイトなど、別の人と共同生活をしている場合は、共用のものを捨ててしまうと相手側が困ってしまうことがあります。これは最悪の事態です。
これを避けるために、共同生活を送っている人とは事前によく話し合っておきましょう。
あなたがミニマルな生活を志向しているということを伝え、そのために自分の所有物で必要ないものだけを減らしていくということ、また自分だけのものでなく相手も関わるものであれば都度しっかりと確認して手放すかどうかを決めること。
以上のルールを守れば、相手に理解があればあなたの過ごしたい爽やかでミニマルな生活を送るための準備が整うはずです。
ミニマリストにおすすめのスタイリッシュなアート作品
ミニマリストとしてアート作品を選ぶときのポイント
ミニマリストは、必要なもののみを持ちます。
アート作品に関しては、本当に自分が感動する、たった一点のみを、そして自分のシンプルな部屋に合う一点のみを選びましょう。
アート作品に関しても、あれもこれもいいな、という状態はたくさんの服を持ってクローゼットがパンパンになってしまっているのと似たような状態です。
本当に自分にとって価値のある一つの作品だけに、集中して愛情を注ぐことが大事です。
Nature 236 by Muriel Napoli
W 100.00cm x H 100.00cm|¥499,700
Black & White. by ValeriX
W 60.00cm x H 40.00cm|¥21,400
Fall in Love by Vera Hoi
W 100.00cm x H 100.00cm|¥188,800
Under the Boardwalk by Julee Latimer
W 61.00cm x H 122.00cm|¥283,100
Daydream by Bruna Marques
W 60.00cm x H 40.00cm|¥80,900
ミニマリストにおすすめのシンプルなアート作品【抽象画】
ミニマルな部屋には、シンプルな抽象画が最もよく生えます。
まるで洗練された美術館のような空間で、シンプルな絵画が持つパワーと瞑想的な魅力を堪能できるはずです。
c by Yang, Woon-Chul
W 45.50cm x H 53.00cm|¥256,200
White by Tomo Sakurai
W 72.70cm x H 91.00cm|¥600,000
Moon D40.Black by Irena
W 40.00cm x H 40.00cm|¥99,900
Sky Blue by Nataliia Sydorova
W 100.00cm x H 120.00cm|¥296,600
Languages of love by Flavia Birsan
W 100.00cm x H 70.00cm|¥176,600
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