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CURATOR’s EYE

犬好き・猫好き必見！可愛さがたまらない動物の現代アート

2023/03/22 TRiCERA ART

数あるアート作品のモチーフの中でも、動物は昔から画家によって描かれてきました。
猫や犬、鳥類やウサギなど…。可愛らしさの中にも、生命感や生き物としてのパワーに溢れた姿を描いた作品は大きな魅力を備えています。
今回は、歴史上の有名作品から現代アートの動物画まで、さまざまな表現を見ていきましょう。

ペットをアート作品にする作家

アルブレヒト・デューラー

dürer
野うさぎ, 1502
15から16世紀にかけて活躍したアルブレヒト・デューラーは、圧倒的に緻密な描写と質感表現を魅力としていて、ドイツルネサンスの巨匠とされています。
油絵や版画など色々な表現媒体を使いましたが、この作品は透明水彩で描かれています。
野うさぎの柔らかな毛並みには一目で惹きつけられます。

ピエール・ボナール

欄干の猫, 1909
ボナールは、19世紀のフランスで見られたナビ派という芸術運動の代表的な画家とされています。
彼は日本美術の影響を大きく受けていて、意図的な平面性や美しい色彩に注目した作品作りが魅力です。
この作品では、手すりの上でじゃれている２匹の猫が描かれており、平和な空気が伝わってきます。
彼は作品中に繰り返し猫を登場させたことでも有名で、他にもバルコニーでの食卓を描いた風景などにひょこっと顔を出した猫が描かれていたりします。

ピエール・オーギュスト＝ルノワール

Woman with a Cat, 1875
優しげな表情をした女性に抱かれた猫が、柔らかさと体温をもって描かれています。
二人の生き物を包み込む温かい光と画家の視線が感じられます。
背景の緑がかった壁紙の色が画面全体のトーンを調和させ、ソファと花もしくは陶器の模様のような赤い色が女性の赤みがさした頬と共鳴しています。

歌川国芳

たとえ尽の内, 1852
市井の人々、芸者、風景など、様々な画題を描いた歌川国芳。
猫の剽軽な振る舞いも、彼の観察眼によって鋭く描写されています。この作品は木版画として出版され、それぞれの猫は「猫に杓子」など、ことわざを具現化した絵になっています。

竹内栖鳳

班猫, 1924
人間では考えられない柔軟さで自分の背中を舐める猫。
その瞳はエメラルド色で、まだら模様の柔らかい毛並みとともにこの猫の個性に繋がっています。
体毛は一本一本面相筆という極細の筆で「毛描き」されており、画家の根気と表現への執念が感じられます。

藤田嗣治

自画像, 1930年頃
レオナール・フジタの別名でも知られる藤田嗣治は、自画像を多く描きました。トレードマークのおかっぱヘアと丸いメガネ、ちょび髭が特徴的です。笑いを誘うような猫のドヤ顔は、藤田独特の乳白色の表現で表されています。

ヒグチユウコ

せかいいちのねこ表紙原画, 2015
ヒグチユウコは、動植物や少女を細密に描く画風で有名です。
絵本作家としてデビュー、様々な企業とコラボレーションをしつつ書籍の装画などを多く手掛けています。
2023年2月から4月10日まで、六本木の森アーツセンターギャラリーで1500点の作品を総覧する大規模回顧展「ヒグチユウコ展 CIRCUS FINAL END」が開催されています。ぜひ実際に足を運んでみてください。
展覧会公式サイト

タケダヒロキとは？経歴や特徴など

タケダヒロキの経歴｜独自のスタイルに至るまで

タケダヒロキは2010年に名古屋造形大学グラフィックデザイン科を卒業し、そこから2年ほどオリジナリティを追求し、現在の透明水彩による表現に辿り着きました。
主な受賞歴は、2013年第8回ポストカードコンテスト大賞や、2014年ARTLABO X 2014優秀賞などがあります。
自分にしか描けない世界観をみつけるために、ペンや墨で描いたり、描いた絵にシールを貼ったり、破いたり、時には燃やしてみたりするなど、色々な試行錯誤を重ねたタケダ。
それを経て、やはり最初に感動した美しい水彩を使った表現に惹かれ、綺麗な色の組み合わせを研究しました。

Cat Stretching (canvas print ver.)
W 29.70cm x H 21.00cm｜¥35,000

作品の特徴

バランスを常に意識し、色彩とモチーフの配置に細心の注意が払われているのが特徴です。
花の大きさ、お花の顔の向き、色、形など、様々な要素が絡み合って一つの画面を作っています。
最近は必ず画面に蝶を登場させています。蝶のおかげで画面に小さな動きや物語が感じられて、絵に説得力が出ると言います。

振り返るネコ (canvas print ver.)
W 21.00cm x H 29.50cm｜¥35,000

コミッションワーク

タケダは、現在コミッションワーク（受注制作）を受け付けています。
個人のお客様から、ご自身の愛猫や愛犬などのペットの写真をお送りいただき、その愛らしい姿と美しいお花や昆虫を組み合わせてオンリーワンの作品を制作します。
これまでに多数のコミッションワークを手掛けています。タケダヒロキ独自の想像力で、オリジナリティのある作品を制作しています。

花しば (paper print ver.)
W 21.00cm x H 29.50cm｜¥21,000

あなたのペットもアートにしよう！注文の仕方

タケダヒロキのアーティストページから、これまでに手掛けた数多くの作品やスタイルを確認できます。

①ご自身のペットを直接アートに描いてもらえるコミッションワークをご希望の方は、こちらの応募フォームにアクセスしてください。

②お名前・メールアドレス・ご希望のサイズなどを入力しましょう。
（サイズにより価格が変わります）

③作品に描くペットの数を選択し、そのほかにご要望のモチーフ（バラや菊など、お好みの花の種類など）がございましたらご入力ください。

④そして、ペットの写真をご添付いただいたのち、ペットのお名前を画面に書き込むか否かを選択していただきます。

ご不明な点がございましたら、様々な方法でご対応可能ですのでお気軽にお問い合わせください。
チャット: TRiCERA ARTサイト内で右下に表示されている吹出しアイコンから
メール: customer_support@tricera.co.jp
お電話: 03-6427-4920
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