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NFTアートとは？特徴や高額取引されたアートを紹介

2023/03/17 TRiCERA ART

NFTアートが注目を浴びている理由

なぜNFTアート？

ここ数年で急速に発展を見せ、数億円、数百億円という巨額の値段で取引されることも日常になってきた「NFTアート」。
なぜこんなにも注目をあび、アートの新たな価値を生み出しているのでしょうか？

NFTという言葉の意味

NFTとは、Non-Fungible Token＝非代替性トークンの略で、ブロックチェーン上で発行される代替性のないトークンのことを指します。
基本的には普通のデジタルデータはコピーすることができてしまいますが、ブロックチェーン上で発行されたNFTにデジタルデータを紐付けることで、コピーできない＝唯一性という要素を加えることができるようになります。

ブロックチェーン技術の革新性

NFTを支えるのがブロックチェーンという技術というわけですが、ブロックチェーンによって作られたデータは複製しようとすると膨大な計算時間がかかってしまい、実質的には不可能ということになっています。
これを言い換えると、「改ざんすることがむしろ『損』になる仕組み」とも言えます。
また、取引データは世界中のコンピューターに分散されているため、国の力をもってしても、排除することは困難です。インターネットをイメージすると分かりやすいですが、例えばある国がインターネットにフィルターをかけたり停止措置をとったりしても、別の国に行けばアクセスが可能、ということに近しいです。
デジタルデータに「唯一性」を付加することもでき、さらにNFTの購入自体の通貨であるビットコインなどの仮想通貨を可能にしているのもブロックチェーン技術です。

NFTアートを購入してどうする？

NFTデータの種類

NFTアートの多くは画像データや音声データであるため、通常の画像や音声データと同じようにさまざまに利用することが可能です。
例えば画像データであれば、デジタルフォトフレームに表示してインテリアとして楽しんだり、スマートフォンのホーム画面に設定して持ち歩いてみたりと、電子機器が身近なデバイスとして定着している私たちのライフスタイルには非常に馴染みやすいものとして鑑賞できるでしょう。

NFTアートの資産性

そして、やはり見逃せないのはNFTアートの資産性です。
通常のアート作品と同様に、NFTアートもまた二次的な売買によってその価値が変動します。例えば伝統あるオークションハウスのひとつ、クリスティーズのオンラインセールでは、デジタルアーティスト・Beepleの作品《Everydays: The First 5000 Days》が約6935万ドル（約75億円）で落札されるなど、超高額の取引も話題になりました。