9s Galleryでは、2023年3月24日(金)から2023年4月2日(日)まで、繁田穂波 —「intersection」展を開催いたします。
3点要約
💡表現しているテーマ:
輪廻転生と自然のダイナミズム
💡作品鑑賞のポイント:
・抽象的な背景
・複雑で美しいディテール
・水干絵具のテクスチャ
💡どんなアーティスト?:
塗り重ねた岩絵具を彫ることにより線を描き、水の生物を描くアーティスト
繁田穂波とは
この度9s Galleryでは、2023年3月24日(金)から2023年4月2日(日)まで、繁田穂波 —「intersection」展を開催いたします。
繁田穂波は、水の生物をモチーフに「その生命から感じ取る息吹」を線にのせて表現する水棲生物画家です。
彼女は、日本画で使用される岩絵具の中でも、特に「水干(スイヒ)絵具」という絵具を使っています。水干絵具は、マットで美しい色彩が特徴で、胡粉と呼ばれる白い粉末に顔料を混ぜたものです。
繁田の作品独自の質感は、絵の具を塗り重ね、さらにその絵の具の層を彫るという複雑な工程を経て完成します。
アーティストステートメント
「今回の個展のタイトルは「intersection」。
自身が作家として、人間として、生き物として「生きていくこと」など、人生の取捨選択のタイミングに差し掛かっていると感じ、それをテーマとした作品群の展示となります。
これまでは海洋生物の「生命の循環」や「命」をテーマとしてきました。
今回はより生命の循環を表現すべく、生命が生まれ、また帰ってゆく「海」だけでなく、海の先の陸・空への生命の繋がり、最後には海へと帰る生命の繋がりを新しい作品として表現します。
「intersection」は「交差点」を意味し、様々なものが交差して同じ場所へと戻るような、循環を表しています。」
個展 intersection について
大切なことを思い出させることはアーティストの役割だ、と繁田は話します。
現代人は忙しい日々の中、命の大切さや美しさに気づきにくくなっています。
特に、大都会に住んでいると、コンクリートジャングルに囲まれて自然とともに過ごす時間が少ないでしょう。
しかし、自然や生命は奇跡のようなものであり、その循環によってこそ皆が今ここに生きています。
繁田穂波の作品は、生命の循環とその役割を私たちに改めて伝えてくれるものだと言えるでしょう。
開催概要
繁田穂波 —「intersection」
会期:2023年3月24日(金)~ 2023年4月2日(日)
営業時間:会期中無休 12:00~19:00
会場:9s Gallery by TRiCERA
〒106-0031 東京都港区西麻布4-2-4 The Wall 3F
アクセス:東京メトロ日比谷線 六本木駅 徒歩10分・広尾駅 徒歩10分
東京メトロ千代田線 乃木坂駅 徒歩10分
連絡先:03-5422-8370
アーティストプロフィール
繁田穂波
専門学校を卒業後、新人漫画家として週刊連載を開始。連載終了後は細密画の展示会を中心に画家として活動を始める。
水干絵具を塗り重ね、絵の具の層を彫って描くミクストメディアを制作しており、水棲生物をモチーフに「その生命から感じ取る息吹」を線にのせて表現する。
展示歴
2021年 Independent Tokyo2021(TAGBOAT)
2021年 Space Utility Tokyo「Shigeta Honami-Fifth solo Exhibition-」
2020年 Nishiike Mart個展「Shigeta Honami Second Solo Exhibition」
活動
2021年 Creema Spring主催 ENLIGHT2021in糸島ウォールアート制作
2020年 一般社団法人 マナティー研究所 イベント用特典ステッカー制作