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  • CURATOR’s EYE

現代アートを理解するための100人 日本のギャラリスト編①

2023/02/22
TRiCERA ART TRiCERA ART

現代アートは難しい。一体誰が、どんなふうに評価されている世界なのだろう?
現代アートを知ろうと思ったことがある方は、そんなふうに戸惑った経験がある方も多いでしょう。
「現代アートを理解するための100人」シリーズを読んで、アートワールドの国内・国外の主要なプレイヤーを網羅していきましょう。

1. 蜷川敦子: Take Ninagawa


ギャラリーをオープンしてわずか数年で、世界有数のアートフェア「Art Basel」や「Frieze」へ出展、今年から始まる「Art Basel 香港」では、セレクション・コミッティーのメンバーに選ばれるなど、若手ギャラリーの中でも異例の快挙を成し遂げてきたTakeNinagawa。
社会問題に、アートでならパーソナルな関係からアプローチできることに注目し、歴史の中で意義を持つかどうかという意識のもとコマーシャルギャラリーを運営しています。
オープンからわずか3回目の展覧会で、80年代から現在まで現役で活躍するアーティスト、大竹伸朗の個展も実現しました。躍進し続ける若手きっての国際的ギャラリー。今後最も注目するべき国内ギャラリーと言えます。

ギャラリー情報
Take Ninagawa
www.takeninagawa.com
東京都港区東麻布 2–12–4 信栄ビル1F


2. 小山登美夫: Tomio Koyama Gallery


小山登美夫は、1987年東京芸術大学芸術学科を卒業しました。
奈良美智、村上隆をはじめとする同世代の日本アーティストの展覧会を多数開催した後、現在は世代を超えて、菅木志雄や蜷川実花、杉戸洋、三宅信太郎、福井篤、川島秀明などを展示。
また、国外アーティストのリチャード・タトルやステファン・バルケンホル、トム・サックス、ライアン・マッギンレーなどを日本に紹介しています。

ギャラリー情報
Tomio Koyama Gallery
http://tomiokoyamagallery.com/
東京都港区六本木6-5-24 complex665 3F


3. 石井孝之: タカ・イシイギャラリー


1963年東京都生まれの石井孝之は、日本を代表する現代美術ギャラリー、タカ・イシイギャラリーの創業者です。
主に国内外の写真家を扱い、国際的に活躍するアーティストを紹介しています。
取扱い作家には、荒木経惟、森山大道など大御所写真家の他、新進気鋭のアーティストも所属しています。

ギャラリー情報
タカ・イシイギャラリー
www.takaishiigallery.com
東京都港区六本木6-5-24 complex665 3F


4. 和光清:ワコウワークスオブアート


和光清は、現代アートの巨匠、ゲルハルト・リヒターさんの名を国内に広めた立役者として知られています。
2020年にはポーラ美術館が約30億円で落札した作品が注目を集め、これまでにギャラリーで11回の個展を開催しました。
2022年にギャラリー設立30周年を迎え、ドイツやベルギー、オランダなど、日本では知られていない個性的な作家を紹介する独自の慧眼を武器にしています。

ギャラリー情報
ワコウワークスオブアート
archive.wako-art.jp
東京都港区六本木6-6-9ピラミデビル3F


5. 佐谷周吾:Shugo Arts


父である佐谷和彦の「佐谷画廊」より独立し、80年代以降の日本およびアジアの作家を紹介してきた佐谷周吾。
小林正人や戸谷成雄など、日本において具体・もの派以降の絵画と彫刻のあり方を実現した作家らをはじめ、千葉正也、リー・キット、さらに絵画の領域を拡大するアーティストまで、独自の表現を探索する作家を取り扱っています。

ギャラリー情報
Shugo Arts
shugoarts.com
東京都港区六本木6-5-24 complex665 2F


6. 大田秀則:Ota Fine Arts


1994年に恵比寿でオオタファインアーツを開き、PHスタジオ、嶋田美子、ブブ・ド・ラ・マドレーヌなどを取り扱いました。
都市や社会の諸問題を、美術やアクティヴィズムを通して、どのように考えられるかというテーマのもとアーティストを紹介しています。草間彌生など大型御所アーティストも取り扱っています。

ギャラリー情報
www.otafinearts.com
〒106-0032 東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル 3F

7. 吉井仁実:hiromiyoshii


吉井長三という、銀座とパリでギャラリーを経営していた父のもとに生まれた吉井仁実。
歴史ある文化・芸術を次世代に継承するべく、父の代から二代にわたって文化保全に取り組んでいます。
長三が生み出した「清春芸術村」と、自らのギャラリー hiromi yoshii を経営し、国内外の主要なアーティストを紹介しています。

ギャラリー情報
hiromiyoshii
hiromiyoshii.com
東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア15Fスタジオ


8. 島田淳子:Gallery Side 2


島田淳子がオーナーを務めるGallery Side 2では、ムラタ有子、田附勝、ピーター・マクドナルド、占部史人、ミケランジェロ・コンサーニなどの作品を紹介しています。
島田が90年代にニューヨークで出会い、初個展から現在もともに活動するリクリット・ティラヴァニらが挑戦してきた美術と日常、個と公といった境界線を押し広げ、美術史を考察する試みを発表しています。

ギャラリー情報
Gallery Side 2
www.galleryside2.net
東京都港区西麻布1丁目8−12 Barbizon 61

TRiCERA ART

著者

TRiCERA ART

現代アートの歴史・楽しみ方・各アートジャンルの解説など、役に立つ情報を芸術大学卒業のキュレーターが執筆しています。TRiCERA ARTは世界126カ国の現代アートを掲載しているマーケットプレイスです。トップページはこちら→https://www.tricera.net