いざ絵画を購入した後に、どうすれば作品を壁にかけられるのかと悩んんだ経験はありませんか?
額装した作品や、キャンバスに描かれ木枠を張られている作品は、フックによって壁に飾るのが一般的です。
しかし、賃貸にお住まいの場合、壁はなるべく綺麗に保たなければならない方も多いでしょう。
今回は、そんな「壁に穴をあけない」・「最小限の穴で済む」便利な道具を、身近な百均のお店からご紹介いたします!
①3ピンミニフック(セリア)
耐荷重:5kg / 7kg
穴:画鋲よりも小さな穴
取り付けられる場所:石膏ボード、ベニヤ板
取り付けられない場所:コンクリート、レンガ、タイル、しっくいなど
こちらのフックは、百均で入手できるフックの中でも最も耐荷重の大きいものです。
額装された、紙に描かれた版画作品やドローイング作品はこのフックで十分なものも多いでしょう。
キャンバスに描かれた作品でも、中程度の大きさまでなら十分な耐荷重になります。
また、爪でピンの頭を持ち上げれば再び使うことができ、資源のムダも少なくなります。
②ワンプッシュピンフック(セリア)
耐荷重:2kg
穴の大きさ:画鋲より小さい
取り付けられる場所:石膏ボード専用
取り付けられない場所:柱や鴨居などの木材、合板、しっくいなどもろい壁
3ピンフックは、3本のピンを斜めに刺さなければならないため、少しだけコツが入ります。
それに比べて、こちらの商品はワンプッシュで取り付けることが可能です。誰でも簡単に、一瞬で取り付けられるため、とても便利な商品です。
③ピンフッククロスタイプ(ダイソー)
耐荷重:5kg
穴の大きさ:画鋲より小さい
取り付けられる場所:石膏ボード・ベニヤ板
取り付けられない場所:コンクリート、レンガ、タイル、しっくいなど
こちらはセリアの3ピンフックとほぼ同じ仕様になっています。
細かい点ですが、フックの部分がセリアのものよりも長いので使い勝手が良いです。耐荷重が十分なフックで選ぶなら、ダイソーがおすすめです。
④クリアピンフック(ダイソー)
耐荷重:1kg
穴の大きさ:画鋲と同じくらい
取り付けられる場所:石膏ボード・柱や鴨居などの木材・プリント合板
取り付けられない場所:コンクリート、タイル、吸音ボード
一般的なピンフックになります。
木材にも取り付け可能なので、お家の性格に合わせて選んでみてください。
フックではなく、ピクチャーレールを使用する方法
ピクチャーレールは、ピンの穴を壁に開けずに飾ることができる、壁や天井に取り付けるレールです。カーテンレールと類似した構造をしています。
ピクチャーレールは複数のパーツから構成されています。 レール本体、レールの中に入れてワイヤーを引っ掛けるランナーと呼ばれるフック、レールの端を塞ぐためのストッパー、フックにかけるワイヤー、ワイヤーに取り付ける作品を掛ける用のフック、の5つから構成されています。
ピクチャーレールを新規で取り付ける場合は、専門の業者さんに壁の下地の確認などを行なってもらって取り付けることをオススメします。
しかし、製品によっては石膏ボードに取り付けやすいものもありますので、以下のリンクを参考にご検討してみてはいかがでしょうか。ニトリなど身近な家具店でも取り扱いがあります。選ぶ際は耐荷重に注意してご検討ください。
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ニトリ
作品の「おじぎ」を直す補助製品
額紐やハンガープレートを使用する場合、作品が「おじき」してしまいます。小作品でしたら気にならないことが多いですが、大きな作品ではかなり見栄えに関わってくるでしょう。そこで、作品の裏の下部分にゴムなどを取り付けることによって壁と並行な向きを保つことができます。万能パッキンという製品も、隙間を微調整する際には便利です。こちらはテープ等で接着する必要があるのでご注意ください。
高さを出すことが目的なので、木片などある程度の剛性があるものならば上記の製品の代替が可能です。
裏ゴム Amazon
万能パッキン 楽天
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