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  • EXHIBITION
  • Sculpture

「家族の愛」START ARTIST vol.8 ~ Yuu Minamimura

2021/09/29
Masataka Kuwada

TRiCERA発のオークションイベント「START」第一弾の出展作家の"なぜSTARTに出展したか"を主軸にしたインタビュー、ならびに新作の紹介を行います。

オークションイベント「START」とは

2021年2月に行われた「START」。アートに携わる様々な人たちを「セレクター」としてゲストに招き、それぞれの視点からアーティストを選び、そしてその魅力を伝える言葉と共に、その作品をオークション形式で販売いたしました。「アートをこれから始める」という方にも分かりやすい設計を行い、またオークションがはじめての方、オンラインではじめてアートを買う方など、様々なひとたちの「スタート」になるような企画となっております。

作家紹介

南村 遊 (Yuu Minamimura)

「人は何に向かっているのか」をベースコンセプトに、石や金属、粘土などを素材にして立体作品を制作している。 主なグループ展には「ART FORMOSA」(Songshan Cultural and Creative Park (Art Ile), 台北, グループ展, 2017)、 「ART CANTON」( Guangzhou Liuhua Exhibition & Trade Center (Art Ile) , 中国 広州, グループ展, 2017)、 「シブヤスタイル」(渋谷西武, 東京, グループ展, 2017)が、また主な個展には 「金色前線」(JILL D'ART Gallery, 名古屋, 2018) 「ART in PARK HOTEL TOKYO」(PARK HOTEL, 東京, 2018)がある。

作品一覧はこちら

「START」に参加したきっかけ

オークション形式での販売は、特に「セカンダリー」としての場合、作家本人の視界の外で行われるものがほとんどで実体験として感じることもないのですが、このオークションイベントSTARTでういったプロセスを擬似体験できたら面白そうだなと考えました。 実際の入札がどのような結果になるのか、少し案じる気持ちももちろんありましたが自分の作品に触れ合ってもらう一つの機会として是非楽しんでいただけたらと参加しました。

「START」に出典した作品について

作品名:NIPPON POSE
サイズ:W16 × H10 x D9 cm 技法:ブロンズ / 石膏

STARTで落札となった本作『NIPPONPOSE』は、南村遊の作品のなかでは今や定番とも言える、雲の下に下半身や脚が組み合わせられたシリーズの原点、最初期の作品となる。 大学院在学中にタイ・イタリア・オーストラリアへ留学したことをきっかけにナショナルアイデンティティや外部からの認識に対して模索するなか、オーストラリアで見た羊雲の風景から大阪・梅田の地下街で人が流れていく情景を連想し、NIPPONPOSEシリーズの原型を制作したという。 最終的に70体ほど制作したのち、40体のシリーズとしてを発表・販売をした。

 

新規作品の紹介

作品名:Mama’s holiday

作品サイズ:H19.5 x W13.5 x D8.5 cm 技法:彫刻 / 立体
 
作品価格

155,000円 + 税

購入はこちらから
2020年から家族や愛、「愛する」ということをテーマとした作品の制作が中心となっている。mama's holidayはお出かけするのが好きな母の姿がモチーフとなっている。 石粉粘土で制作された作品は雲の中に上半身が隠れているところが特徴的であり、白い雲から金色に光る足がちょこんと見える。晴れた日に外にお出かけしているような清々しい気持ちにさせてくれると同時に遊び心や温もりを感じさせてくれる。雲の中のmamaはきっと笑顔なんだろう。そう思わせてくれる温かい作品である。壁にかけることの出来る仕様になっているのでぜひ自宅の壁に飾っていただきたい。

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今後のイベント

2022年に台湾台中市でパブリックアート公開予定

セレクター

以前にアートフェアでの展示を見たこともあるが、部屋中にこの雲の人間が並んでいる様子は、思わず見ている者の足を止める。作品が写真となっていてもやはり手を止めて見てしまう。雲の中にはどんな人がいるのだろうか?どのような感情で、表情で、体勢で、雲の中で何を考え、何をしているのだろうか?身体の大部分を隠すことにより想像を掻き立てられるようでもあるが、同時に、個性が消されており想像する興味を失う感覚も覚える。それは極めて日本人的なものを表しているようだ。2020年から2021年にかけて、COVID-19により日本に閉じ込められ、物心ついて以来最も深く日本人と向き合う時間を過ごしている。その中で一つの解を作品で投じてくれたこの作品を選出することとした。

小池 藍 GO FUND, LLP代表パートナー

著者

Masataka Kuwada