現代アートの世界では今でも高値で取引されている超有名アーティスト、アンディ・ウォーホル。
マリリン・モンローの版画やスープ缶の版画などを見たことのある方は多いでしょう。
画家・イラストレーター・映画監督など幅広い活躍をしたウォーホルですが、実はあまり知られていない事実があります。
①ウォーホルは絵本を描いていた
キャリアの初期の頃、当時はイラストレーターとして広告業界で働いていたウォーホルは、インテリアデザイナーのスージー・フランクフルトとコラボレーションして、”Wild Raspberries” という絵本を作りました。
このタイトルは、1957に発表された “Wild Strawberries” というロマンス・ドラマのタイトルから名付けられました。
この経本は数十部刷られ、ギフトとしてそれぞれの友人に贈られたといいます。
Wild Raspberries
②レストランを開こうとしていた
1950年代のアメリカで流行した「オートマット」に触発され、似たような形式のレストランを開こうとしていたと言われています。
そのレストランは「アンディ・マット」と名付けられる予定でした。
オートマット。自動販売機のような、暖かい飲食物を自動で販売するサービス
③TV番組をプロデュースしていた
セレブリティの世界や華やかなショーの世界は、彼自身が作品中でも取り上げていたこともあり、TVプロデューサーだったと聞いても納得できるでしょう。
1979年から1987年の間、「Fashion」、「Andy Warhol’s T. V.」、「Andy Warhol’s Fifteen Minutes」という3つの番組のプロデューサーを務めていました。
Fashion
④定期的にボランティアをしていた
もともと信心深いカトリック教徒の家に生まれたウォーホルは、さまざまな場面で伝統的なカトリック教徒の教えを守っていました。
定期的にホームレスのシェルターでボランティアをしていたと伝えられています。
⑤犬好きだった
Archieというダックスフンドを抱えているウォーホルのセルフ・ポートレートを思い出す人もいるのではないでしょうか?
しかし、意外と知られていないのはパグも好きだったということでしょう。
1980年代にマンハッタンをパグと散歩するウォーホルの姿も捉えられています。
Archieを抱えるウォーホル
パグを散歩するウォーホル