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【初心者ガイド】 アート投資にメリットはある?魅力・やり方・おすすめ作品を専門家が指南

2022/11/08
TRiCERA ART TRiCERA ART

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現在、世界をはじめとし、日本においてもアート投資に空前のブームが巻き起こっています。

アート投資に興味はあるけど、どのようなやり方で投資を始めればいいのかわからず、一歩踏み切れない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、アート投資の魅力や、始め方、おすすめの作品を専門家の目線からご紹介します。
アート投資について学び、アートのある豊かな生活を手に入れてみてはいかがですか?


アート投資とは?今のトレンドを知っておこう

アート投資とは一体どのような投資スタイルなのでしょうか。

世界や日本のトレンドと合わせて確認していきましょう。


アート作品を売買することで利益を目指すという投資方法

アート投資とは、株や債権の代わりに、絵画や彫刻、骨董品などのアート作品を投資対象として購入し、アート作品を売買することで、利益を狙う投資です。

所有していた作品のアーティストが急に有名になった場合など、数十倍の値段がつくこともあるため、とても魅力的な投資対象といえます。
安価なものだと数万円から、高額な作品では数百億円と値段の幅が大きいため、予算に合わせて投資をすることができます。

世界中のトレンド 現代アート投資が注目
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参照


世界的に経済的ダメージを与えたコロナ禍において、2020年ではアート市場の規模も約6兆円まで低下しましたが、2021年では約7〜8兆円と、巨大なマーケットに回復しています。

アメリカの富裕層の間では、「資産のポートフォリオのうち5%はアートへ分散投資する」という考え方が一般的です。

アメリカでは、いかにアート投資への馴染みが深いかということが分かりますね。

アート投資の中でも、世界のトレンドとしては、現代アートに人気が集まっています。


現代アートは、社会問題への批判なども表現されている作品が多く、「鑑賞すること」と「考えること」の両方から楽しむことのできるアートといえます。

また、古典アートと異なり、生存しているアーティストの作品であるということも大きなポイントです。

解釈が難解な作品について、制作したアーティスト本人に、直接質問や解説を求めることができることも、現代アートの人気の理由といえるでしょう。


日本のアートマーケット現状 空前の現代アートブーム

現在、日本では、前ZOZO代表の前澤友作さんをはじめとし、多くの有名起業家がアートへの投資をして話題になっています。

コロナの影響もあり、長く過ごすようになった自宅にアートを飾りたい、オフィスにアートを展示したい、といった需要も増えており、空前のアートブームが巻き起こっています。


artmarketshare

参照


しかし、世界的に見ると、日本のアート市場は世界の1%にも満たないという現状があります。

日本ではまだまだ、「美術品は所有するものではなく、鑑賞するもの」という感覚が強いのです。

つまり、日本ではまだ伸び代のあるマーケットであることがお分かりいただけるでしょう。



アート投資の3つの魅力とリスクを徹底解説

では、アート投資にはどのような魅力や、知っておくべきリスクがあるのでしょうか。

魅力① 年間平均の資産価値上昇率が実はかなり優秀

まず、アート作品の実際の資産価値の上昇率は、株や債権に比べると、実はかなり優秀な成績をおさめていることをご存知でしょうか。

平均で年率14.0%の価格上昇率を保ち、これは他のアセットクラスと比較しても魅力的です。

世界的に見ると、「2000年から2020年までにアートの資産価値は約1700%上昇している」という統計が発表されています。


もちろん全てではありませんが、数万円で販売されていたアート作品が、数年後には1000万円を超える価格まで上昇するという可能性もあります。

少しリスクの高い投資のように思われがちなアート投資ですが、実はとても魅力的な投資対象といえるでしょう。


さらには、金融資産とはかなり低い相関性を指摘されているので、世界の富裕層の動きや特定の地域の動向に左右されないという性質を持っています。

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魅力② 節税対策にも!アートは経費で落とす償却資産

2つ目の魅力として、アート作品は経費計上できることが挙げられます。

平成27年1月1日より、「取得金額が1点100万円未満のアート作品は、減価償却資産に該当する」という法律が施行されました。


事業用として100万円未満のアートを購入する場合は、減価償却として8年間にわたって費用計上することができます。

中小企業や個人事業主であれば、30万円未満のアート作品について、年間300万円まで、全額経費計上することも可能です。

アート作品を楽しみながら節税対策もできるのは、経営者にとってうれしいポイントです。


魅力③ なんといっても鑑賞しながら楽しめる投資

3つ目の魅力は、株や債権と異なり、投資対象であるアートを、飾って鑑賞を楽しむことができる点です。

アート作品やアーティストの成長を楽しみながら、投資にもなる、とても有意義な投資対象であるといえます。

自宅やオフィスにアートが1点あるだけで、家族や社員全体が豊かな気持ちになることは間違いないでしょう。

アートに触れることで感性が磨かれ、仕事のクオリティーも上昇するかもしれません。


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投資であるが故のリスクもある

アート投資は、株や外国為替のように、短期売買で大きく稼ぐことはできません。

ごく稀に短期で大きく価値が上がる作品もありますが、作品やアーティストに価値がついていくのには基本的に時間がかかります。

手数料が高額で、売却する際にも時間がかかるため、長期的な投資であることを理解しておく必要があります。


また、購入したアート作品が値下がりして、値割れを起こす可能性も充分に起こり得ます。

さらに、ロビーなど日当たりのよい場所に長期間飾ることで、経年劣化によって価値が下がる可能性も否定できません。

投資にリスクはつきものですが、アート特有のリスクも理解した上で、事前に取れる対策をしっかりと確認してから、アート投資を行いましょう。



アートに投資するやり方をご紹介

では、実際にアート作品の購入方法はどのような種類があるのでしょうか。5つの代表的な投資方法や、やり方についてご紹介します。

① オークションで有名なアート作品を購入

まずは、よく映画などでも見かける、オークションでアート作品を購入する方法です。

有名なアートは、オークションで取り扱われていることが多いです。

オークションでは、世界中のコレクターや投資家が集まり、オークションに参加して、狙ったアート作品を競り落としていきます。

限られた業界の人だけが参加できる、クローズドなイメージを持たれがちですが、事前に申し込みを行うことで、実は誰でもオークションに参加することができます。

メリットとして、専門家に意見を仰いで購入を検討できることや、事前に現物を確認することができることが挙げられます。

また、鑑定済みのアート作品がオークションに出品されるため、安心して購入することができます。

一方で、20%近くの手数料がかかることや、プロのバイヤーや投資家が値段を競り上げてしまうことが、デメリットといえます。
資金力にかなり余裕のある方向けの投資方法です。

② 画廊・ギャラリーで購入

次に、画廊やギャラリーでアート作品を購入する方法があります。

ふらっと立ち寄った画廊やギャラリーで、気に入った作品と出会えることもあるかもしれません。

もし、気に入った作品が見つからない場合は、担当者の方に予算や好みを伝えると、購入の相談にも乗ってもらえます。

画廊やギャラリーでアート作品を購入するメリットは、実際にゆっくりと作品を見て、購入できることです。


また、画廊やギャラリーには無名のアーティストの作品も展示してあることが多いので、今後伸びるアート作品を発掘できるかもしれません。

一方で、画廊やギャラリーに飾ることのできる数に限りがあるため、一度に鑑賞できる数が少ないことがデメリットといえます。




③ ハードルが比較的低い、オンライン購入

最近では、アート作品をインターネット上で購入する方法も主流となってきました。

インターネットでは、多くのアーティストの作品を一度に鑑賞することができるため、自分の感性や予算にあったアート作品を探すことができます。

画廊やオークションへ行く必要がないことや、価格も安価なものもあるので、初心者からすると始めるハードルが低いことがメリットといえます。

その一方で、プロの意見を聞くことができないことや、現物をみないで購入する必要があることがデメリットといえるでしょう。


弊社トライセラアートでは、オンライン購入に特有の悩みをチャットで相談いただくことが可能です。

額装についてのご相談や、そもそもどのようなテイストの作品がご自宅やオフィスにマッチするのかといった様々なご相談に、アート経験豊富なスタッフがお答えします。

ホームページ右下のチャット、メール、LINE、電話などからお気軽にご相談ください。


④ アート投資ファンドや投資信託

自分でリサーチしたり、購入したりする手間を省いてアートに投資したいという方には、アート投資ファンドや投資信託を利用するという方法もあります。

投資ファンドや投資信託では、投資向けのアート作品の購入や運用の助言、売却のタイミングの検討まで手がけてくれます。

ファンドや信託が、過去の実績からしっかりとリサーチを行った上での購入を提案してくれるので、個人で購入するよりも価値が上がりやすいアートを保有できることがメリットです。

しかし、デメリットとして、ファンドや投資信託へ支払う手数料がかなり高額になります。


⑤ バンクシーの作品でも少額購入できそう?共同保有アプリなど

最近話題になっている、アートを共同保有は、海外でも人気の出ている購入方法です。

アート作品の1人で所有するのではなく、複数名で共有所有することにより、少額でアート作品を所有できるという仕組みです。

1作品数百万円〜数千万円する1人では到底所有できないような高額な有名アートを、共同保有アプリを使って、共同所有することができます。

バンクシーやKAWSなど、誰もが知っているような有名アーティストの作品でも、少額からオーナー権を購入し、保有できることができることがメリットです。

一方で、アート作品自体を自宅やオフィスに飾ることができないため、身近にアートを置いておきたい方には物足りなく感じることもあるでしょう。



美術作品の良し悪しを見極める目利き力を鍛える

アート投資をするには、アートへ対する目利き力が必要となります。

直感ではない、情報収集力

投資は情報戦です。

アートに関する基礎知識や、情報、購入予定のアーティストについての下調べが不十分だと、アート投資に適する作品を購入することはできません。

残念ながら「直感的に気に入ったから購入する」という購入方法では、アート投資では成功は難しいのです。

自分の感性や直感だけで決めるのではなく、市場やトレンド、社会情勢を含めて、アーティストや作品の情報をしっかりとリサーチする力が必要不可欠となります。


無理をせず、アート投資に使う資金を決める

株や債権と異なり、一点ものが多いアート作品では、予算を決めておくことがとても大切です。

購入を希望するアート作品がオークションなどでどんどん吊り上がっていくのを見ると、つい予算をオーバーしてまで落札したくなってしまいます。

しっかりと予算を組んで、ご自分の投資に対するポートフォリオを守ってアート投資を行いましょう。


とにかくたくさんのアート作品を見る

アート投資を始めるためには、アートへの目利き力を鍛えることが最重要です。

そのために、たくさんのアート作品を見る習慣をつけることをおすすめします。

日常的にアート作品に触れる習慣を持つことで、アート作品の良し悪しや、自分の好みも確立してきます。

さらに、アート投資の対象として、価値が上がりそうな作品や伸びそうなアーティストを見定める力をつけていくことも可能です。

まずは、トライセラアートでアート作品を鑑賞する習慣をつけてみましょう。


実際にスタジオやアートフェアに足を運ぶ

日常的にアート作品を見る習慣をつけたら、次は実際のアートを体感する機会を持つことが大切です。

カタログで鑑賞していた作品を実際に鑑賞しに行ってみたら、イメージと全く違ったというのはよくある話です。

逆に、雑誌やインターネット上では魅力的に思えなかった作品に将来性を感じ、惹きつけられることもあります。

アートを購入する前に、アートフェアやスタジオに出向き、アートを体感してみることをおすすめします。



アート市場の種類とは?

セカンダリーアート

セカンダリーアートとは、二次市場で流通しているアート作品のことです。

セカンダリーで転売される作品は、オークションを中心に取引されるため、特に有名アーティストのアート作品は、価格が高騰しやすくなります。

リセールバリューを考えると、よい投資方法ですが、資金力が必要不可欠となります。


プライマリーアート

プライマリーアートは、一次流通で出回るアート作品のことです。ギャラリーや画廊、アートフェア、一部インターネットなどで作品を購入することができます。

有名なアーティストの作品でも、セカンダリーマーケットのように価格が高騰する前に購入することができることが特徴です。

しかし、あまりに有名なアーティストの作品は、購入実績のあるコレクターや投資家に優先して販売されるため、初心者には購入が難しいでしょう。

こちらから、評価の高いアーティストや作品をチェックしてみましょう。

まだ無名な作家のプライマリーアート

まだ、世に知られていないアーティストのアート作品は、プライマリーアートで、インターネットや画廊、アーティストから直接購入することも可能です。

無名なアーティストの作品を購入すれば、安価で入手したアート作品が、将来大きく価値が跳ね上がる可能性があり、投資としてもとても魅力的といえるでしょう。

さらに、アーティストの将来性を見極め、アーティストと共に成長する投資を楽しむことができるので、アートを楽しみながら投資を行いたい方にはおすすめです。




おすすめしたい現代美術の作家や作品

ここでは、今後の活躍が期待できる、おすすめしたい現代アートの作家や作品をご紹介します。



さらに新進気鋭アーティストの作品は、こちらからご覧になれます。


TRiCERA ARTで世界を変えられる力のあるアート作品を見つけよう

アート投資の魅力や、やり方、おすすめ作品について、専門家の視点から解説しました。

アート投資を行うには、情報収集や目利き力がとても大切です。

納得のいくアート投資を行うために、普段から多くのアートに触れる習慣をつけ、将来的に伸びるアート作品やアーティストを発掘する力を養いましょう。

トライセラでは、多くのアート作品や、今後活躍しそうなアーティストを紹介しています。

アートに触れる習慣として取り入れてみてはいかがでしょうか。
目利き力を鍛えられ、さらにはお気に入りの一枚も見つかるかもしれません。

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【参考文献】

論文, 論文, アートマーケットリポート, 論文, 報告




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現代アートの歴史・楽しみ方・各アートジャンルの解説など、役に立つ情報を芸術大学卒業のキュレーターが執筆しています。TRiCERA ARTは世界126カ国の現代アートを掲載しているマーケットプレイスです。トップページはこちら→https://www.tricera.net