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EXHIBITION
「家族の愛」START ARTIST vol.8 ~ Yuu Minamimura
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ゲスト
《dechi, H 30cm x W 30cm x D 3.7cm, Canvas Print, 2021》
かわいい女性というアイコニックなモチーフについて、なぜ「無気力」な女性を描くのでしょうか。 さっきも少し話しましたが、大元は描けないからですね。笑顔を描くのは難しく感じます。本当は笑顔はしわがよったりするけれども、イラストでリアルに表現をしようとすると、うまく描けない。ちょっと気持ちわるくなったりするんです。だから、表情やそういったものがないということを一つの方向性としてやっていくことにしました。《Floating, H 30cm x W 30cm x D 3.7cm, Canvas Print, 2021》
日常的な設定ながら、少し視点をずらしたような設定を描いているものが多いように思いますが、シーンの設定についてこだわりや意図があるでしょうか。 やっぱり、見てる人が面白いなと思うことが大事だと考えています。そのために、色々な資料を集めながらやっています。ポーズとか服装とか、髪型とか。そういったものを見ている中で、このイメージにマヨネーズを足したらおもしろいかもとか、いろんなアイデアを出していくんです。 あとは、インスタグラムでハッシュタグを調べたりもしますし、それを利用したりもします。誰も使ってないハッシュタグを使ったり、フォロワーさんが違うハッシュタグをコメントしてくれたりすることもあります。 例えば、《mayonnaise forever》(2021)という作品は、「ずっと真夜中でいいのに。」というアーティストがいるのですが、それを略して「ずとまよ」というらしいんです。 こうしたパロディー的なところが僕の作品にはあって、インスタに投稿した《The fast food》という作品は、最近 Youtubeなどでよくある「The first take」をもじっていたりします。《mayonnaise forever, H 30cm x W 30cm x D 3.7cm, Canvas Print,2021》
《The Fast Food, H 30cm x W 30cm x D 3.7cm, Canvas Print, 2021》
日本語のモチーフ(時にはローマ字表記)が作品に登場しますが、日本語をイメージの世界に持ち込むことについてどのような意味を見出していますか。 日常の中にある出来事を、あえてローマ字で描く事で考えさせるものにすることができると思っています。例えば、《no fire》(2021)はタバコ吸う時に火がないという切ない思いを表している作品なんですが、この作品の中には、「HI-GA-NAI」という言葉が書かれています。タイトルを知っていると「火がない」ってすぐにわかるけど、そうじゃないと一瞬考えますよね。それでイメージをみて女の子がタバコを加えてるけど、煙が出てないからとか、タイトルをみて意味に気が付く。この過程で、考えさせるっていうことが大切だと思っているんです。 あと、これまでの質問にも関わることですが、日常にありそう、だけどないみたいなことを大切にしています。あえて、表情を描かない事で、キャラクターの感情を想像させたりする。そういう時、人は自分の経験の中に答えを見つけようとするので、ある意味でそこに共感の余地が生まれると思うんです。笑ってる人には楽しい思いしか見えないけれど、無気力で無表情なイメージはどのようにでも解釈できる。 言葉や作品も同じで、そこに素材や、シチュエーションは用意するが、こちらが正解を用意するのではなくて、捉える人に考えさせる。そして、彼らが見出した感情や解釈が正解だと考えているんです。《no fire,H 30cm x W 30cm x D 3.7cm,Canvas Print,2021》
最後に、次に実現したいと思っている作品のアイデアがあれば教えてください。 これまでいろんなイラストをあげてきて、1万いいねをもらったり、フォロワーも1週間で700人くらい伸びたんですよ。だからというわけではないですが、人に楽しんでもらう為にやり続けていくというのが1番のチャレンジなんじゃないかと思っています。著者
Soichiro Masuda
《dechi, H 30cm x W 30cm x D 3.7cm, Canvas Print, 2021》
かわいい女性というアイコニックなモチーフについて、なぜ「無気力」な女性を描くのでしょうか。 さっきも少し話しましたが、大元は描けないからですね。笑顔を描くのは難しく感じます。本当は笑顔はしわがよったりするけれども、イラストでリアルに表現をしようとすると、うまく描けない。ちょっと気持ちわるくなったりするんです。だから、表情やそういったものがないということを一つの方向性としてやっていくことにしました。《Floating, H 30cm x W 30cm x D 3.7cm, Canvas Print, 2021》
日常的な設定ながら、少し視点をずらしたような設定を描いているものが多いように思いますが、シーンの設定についてこだわりや意図があるでしょうか。 やっぱり、見てる人が面白いなと思うことが大事だと考えています。そのために、色々な資料を集めながらやっています。ポーズとか服装とか、髪型とか。そういったものを見ている中で、このイメージにマヨネーズを足したらおもしろいかもとか、いろんなアイデアを出していくんです。 あとは、インスタグラムでハッシュタグを調べたりもしますし、それを利用したりもします。誰も使ってないハッシュタグを使ったり、フォロワーさんが違うハッシュタグをコメントしてくれたりすることもあります。 例えば、《mayonnaise forever》(2021)という作品は、「ずっと真夜中でいいのに。」というアーティストがいるのですが、それを略して「ずとまよ」というらしいんです。 こうしたパロディー的なところが僕の作品にはあって、インスタに投稿した《The fast food》という作品は、最近 Youtubeなどでよくある「The first take」をもじっていたりします。《mayonnaise forever, H 30cm x W 30cm x D 3.7cm, Canvas Print,2021》
《The Fast Food, H 30cm x W 30cm x D 3.7cm, Canvas Print, 2021》
日本語のモチーフ(時にはローマ字表記)が作品に登場しますが、日本語をイメージの世界に持ち込むことについてどのような意味を見出していますか。 日常の中にある出来事を、あえてローマ字で描く事で考えさせるものにすることができると思っています。例えば、《no fire》(2021)はタバコ吸う時に火がないという切ない思いを表している作品なんですが、この作品の中には、「HI-GA-NAI」という言葉が書かれています。タイトルを知っていると「火がない」ってすぐにわかるけど、そうじゃないと一瞬考えますよね。それでイメージをみて女の子がタバコを加えてるけど、煙が出てないからとか、タイトルをみて意味に気が付く。この過程で、考えさせるっていうことが大切だと思っているんです。 あと、これまでの質問にも関わることですが、日常にありそう、だけどないみたいなことを大切にしています。あえて、表情を描かない事で、キャラクターの感情を想像させたりする。そういう時、人は自分の経験の中に答えを見つけようとするので、ある意味でそこに共感の余地が生まれると思うんです。笑ってる人には楽しい思いしか見えないけれど、無気力で無表情なイメージはどのようにでも解釈できる。 言葉や作品も同じで、そこに素材や、シチュエーションは用意するが、こちらが正解を用意するのではなくて、捉える人に考えさせる。そして、彼らが見出した感情や解釈が正解だと考えているんです。《no fire,H 30cm x W 30cm x D 3.7cm,Canvas Print,2021》
最後に、次に実現したいと思っている作品のアイデアがあれば教えてください。 これまでいろんなイラストをあげてきて、1万いいねをもらったり、フォロワーも1週間で700人くらい伸びたんですよ。だからというわけではないですが、人に楽しんでもらう為にやり続けていくというのが1番のチャレンジなんじゃないかと思っています。著者
Soichiro Masuda